ベトナムという国は比較的治安が良い国とされています。
普通に夜中であるいても問題ないですし、何を買うのも安いですし、非常に良い旅行先だと思います。
しかし、日本は非常に治安が良く、清潔で、インフラも最高の国です。
日本と同じ感覚でベトナムに来ると危険な目に合うかもしれませんので、旅行で渡越される際に注意すべきことを5つご紹介します。
歩行者優先ではない
日本で歩行時、道路を横断する際は信号付きの横断歩道や歩道橋を使われると思います。
ベトナムでも信号付きの横断歩道や歩道橋も有ることは有りますが、かなり数が少ないです。
ほとんどの場合、行き交う車やバイクの隙間を勇気をもって横断することになります。
そこで意識していただきたいのが、「歩行者優先ではない」ということです。
これはたとえ横断歩道であったとしても、です。
ベトナムでは大きいものが優先されます。
バスやトラック>自動車>バイク>自転車>人間
この順で優先順位がつけられている様に感じます。
横断しそうな人を見つけても止まってくれることは有りません。
日本と同じ感覚だと、いつまでたっても横断することができませんし、歩行者優先の気持ちで道路に飛び出せばはねられてしまうかもしれません。
道路を横断する方法は
バスや車の境目ができるまで待ち、バスや車が途切れたら(バイクが来ていても)一定のスピードで歩き続け横断してしまいましょう。
運転手は決して人をはねたいわけではないので、歩行者がいたら避けようとしてくれます。
歩行者の動きを予測して、歩行者の後ろを通過しよう!と思ったバイクが近づいてきたときに、もしも歩行者が立ち止まったら。。。はねられてしまいます。
横断するときは歩行者優先じゃないけど勇気をもって一定のスピードで歩き続ける!ことを忘れないでください。
生ものは極力食べない
暑い国ですし、暑ければ生ものは傷みやすいのは想像できるかと思います。
そして、衛生管理は悪い意味で日本の比ではありません。
髪の毛の混入、虫の混入。。。日常茶飯事です。
気分は悪いものの、髪の毛や虫を食べてしまったところで体に被害は出ないでしょう。
しかし、そのような環境で調理されている「さしみや半焼けの生もの」には注意が必要です。
現に私も、さしみが原因で1週間以上の発熱と嘔吐、下痢にやられてしまったことがあります。
しかも日本ではおなじみの「イ●ンモール」で調理されていたものにも関わらず。
せっかくの旅行が台無しになりますので、必ず良く火の通ったものを口にしましょう。
トイレはどこにでもあるものではなく、不潔
日本って、本当に恵まれてます。コンビニに行けばトイレができますし、しかも清潔。
ベトナムはどこにでもトイレがあるわけではありません。あったとしても、不潔なところが多いです。
トイレをしたくなったら、飲食店に入ればたいていの場合トイレがあります。
しかし、鍵が閉まらなかったり便座がものすごく汚れていたり。。。
私は2年以上ベトナムで暮らしていますが、「外出先で落ち着いた状態でトイレができる場所に出会ったことはない」です。
ホテルを出る前にしっかりとトイレを済ませ、催したら極力きれいな飲食店に入り用を足す様にしましょう。
スリに注意
私の知人がスリの被害にあいました。
その知人(男性)は一人で歩いているところを、女性に話かけられ、強引に胸をさわらされ、抵抗して女性と離れました。その間、数十秒。
その後家に帰ると財布がないことに気づいたそうです。
どうやら抵抗している間に後ろにいた共犯者にボディバックから財布を抜き取られていたそうです。
その他、バイクに二人乗りして後ろから近づき、手に持っているスマホなどを強奪する事件も発生しています。
スリって、人が多い観光地などに行けばどの国でも注意は必要ですし、貴重品は肌身離さずボディバックなどに入れておけば被害にあうことは少ないと思います。
しかしどのような手口で来るのかわかりませんし、正直防ぎようがないものもあるかもしれませんが、できる対策として「ポケットには貴重品は入れず、ボディバックに貴重品は入れ、前掛けする」くらいかと思います。
タクシーのぼったくりに注意
ベトナムのタクシーは日本と比べ、非常に安価です。
しかし、流しのタクシーに乗ると、ぼったくられると思った方がいいです。
私も流しのタクシーに乗った際、相場の3倍程度を請求されたことがあります。しかし、相場を知っていたことで文句を言い、相場通りの費用で事なきを得ました。
旅行者の方はタクシーの相場が分からないので、日本でのタクシーの金額の感覚で乗ると、ぼったくり自体に気づかないかもしれません。
宿泊先のホテルからタクシーに乗る場合はフロントにタクシーを呼んでもらいそのタクシーに乗りましょう。また、出先でタクシーに乗る場合は有名どころのMailinhタクシー、Vinasunタクシー、Hanoiタクシー、G7タクシーに乗ればぼったくりに合う可能性は低いでしょう。
確実にぼったくられることのない移動手段として、私は「Grab」をお勧めします。
「Grab」の使い方は以下の記事にまとめています。
おわりに
ベトナムの悪いところばかりの記事になってしまいましたが、日本では味わえないベトナム特有の文化や建築物、都会の人々の活気などに触れることができ、ベトナムは非常に良い国だと思います。
そんなベトナムの旅行を楽しい思い出にしていただくためにも、事前にできる対策はしていただいていたほうが笑顔で帰国できると思います。
この記事が少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。